ホームページに何を書く?講師に必要な5つの要素
「ホームページ、作ったはいいけど、トップページに何を書けばいいか分からなくて……」
講座やセミナーをされている先生から、こんな相談をよくいただきます。プロフィールと連絡先だけ置いて、あとは「準備中」のまま半年が過ぎている。そんな状態でも、実は珍しくありません。
中小企業庁の「小規模企業白書」によると、小規模事業者のホームページ更新頻度は約6割が「不定期」と回答しています(出典:中小企業庁「小規模企業白書」)。多くの人が、あなたと同じように「何を書けばいいか」で手が止まっているのです。
ホームページに何を書くかには、実は「型(決まった構成の順番)」があります。この記事では、講師・コンサルタント向けにホームページの原稿制作を手がけてきた立場から、集客につながるホームページに必要な5つの要素を、書く順番にそってお伝えします。
この記事でわかること
- ホームページの更新が止まってしまう本当の理由
- 集客につながるホームページに必要な5つの要素
- 何を書くか迷ったとき、最初に手をつけるべき場所
- ホームページとSNSの役割分担、次にやるべきこと
なぜホームページは「何もない状態」で止まってしまうのか?
中小企業のホームページ開設率は47.7%にとどまるという調査結果もあります(出典:アイ・モバイル株式会社調査、2021年)。半数近くの個人事業主・小規模事業者が、そもそもホームページを持てていないのが実情です。「難しそう」「何を書けばいいか分からない」という心理的なハードルが、開設や更新そのものを遠ざけていると考えられます。
逆にいえば、「何を書くか」さえ決まれば、その時点で多くの同業者より一歩前に進めるということでもあります。次の章で、書くべき中身を順番に見ていきましょう。
更新が止まっているホームページは、放置しても大丈夫ですか?
検索エンジンでの見つけやすさや、訪問者の信頼感に影響します。全面リニューアルでなくても、次章の5つの要素が揃っているかだけ、まず点検してみましょう。
集客につながるホームページに必要な5つの要素とは?
※ 出典:0.05秒=カールトン大学 Gitte Lindgaard氏らの研究(2006年)/47.7%=アイ・モバイル株式会社調査(2021年)/約6割=中小企業庁「小規模企業白書」
訪問者は、ページを開いてわずか0.05秒で第一印象(好き・嫌い、続きを読むかどうかの直感的な判断)を決めてしまうといわれています。だからこそ、何を・どの順番で書くかが重要になります。
| 要素 | 書く内容 | 抜けているとどうなるか |
|---|---|---|
| ① 誰の悩みを解決するか | 「どんな人の、どんな状態を、どう変えるか」を1文で | 訪問者が「自分向けか」判断できず離脱する |
| ② なぜあなたなのか | 経歴・実績・この仕事をする理由(ストーリー) | 「同じような先生は他にもいる」と埋もれてしまう |
| ③ 何をしてもらえるか | 講座・サービスの内容、得られる変化 | 問い合わせる前に「よく分からない」と離脱する |
| ④ 信頼できる証拠 | お客様の声、事例、活動実績 | 「本当に効果があるのか」不安なまま去られる |
| ⑤ 次にやること | 問い合わせ・LINE登録・メルマガ登録など次の行動 | 興味を持っても、そのまま忘れられてしまう |
この5つは、すべて同じボリュームで書く必要はありません。まずは①〜③だけでも埋まっていれば、「準備中」のページよりずっと集客の役に立ちます。
5つ全部揃わないと公開してはいけませんか?
いいえ。①誰の悩みか、②なぜあなたか、③何をしてもらえるか、の3つが埋まっていれば公開してかまいません。④⑤は後から育てていけば大丈夫です。
何から書けばいいか迷ったとき、最初に手をつけるべき場所は?
プロフィール文を書くときは、経歴を時系列で並べるのではなく、「今のお客様と同じ悩みを、自分自身がどう乗り越えたか」というエピソードから始めると、初対面の訪問者でも一気に距離が縮まります。
実績に自信がない場合も心配いりません。「資格の数」より「その人にしか語れない体験」の方が、初めて読む人の心には残ります。
実績が少なくてもプロフィールは書けますか?
書けます。件数や年数より、「なぜこの仕事を始めたのか」という動機のほうが、読んだ人の記憶に残りやすいです。
ホームページとSNSは、どう役割分担すればいい?
SNSで興味を持ってもらえても、その熱量を受け止める場所がなければ、多くの人はそのまま忘れてしまいます。この「出会ったのに、忘れられてしまう」現象については、以前の記事でも詳しく触れました。
SNSを頑張っていればホームページはいらないですか?
いりません、とは言えません。SNSは出会いの場、ホームページは信頼して決断してもらう場と役割が違うため、両方があって初めて集客が完了します。
ホームページに何を書くか決まったあと、次にやることは?
ホームページの中身が決まっても、そこにたどり着く前の入口や、問い合わせのあとのフォローがバラバラでは、せっかく書いた内容が生かされません。全体の設計については、こちらの記事でステップごとに解説しています。
「自分の場合、どこから手をつければいいか分からない」という方向けに、3分でわかる無料診断テストをご用意しています。
3分診断テストを試してみるまとめ:ホームページは5つの要素を順番に埋めるだけでいい
ホームページに何を書くか迷ったときは、「①誰の悩みか→②なぜあなたか→③何をしてもらえるか→④信頼の証拠→⑤次の一歩」の順に埋めていけば大丈夫です。完璧を目指して手を止めるより、①〜③だけでも先に公開してしまう方が、集客への一歩は早く進みます。
今の自分に何が足りていないか、一人で判断するのが難しいときは、無料の3分診断テストからチェックしてみてください。
3分診断テストを試してみるよくある質問
ホームページとブログは別々に作った方がいいですか?
同じサイトの中に両方あるのが理想です。ホームページが「お店」、ブログが「お店の存在を知ってもらうための記事」という関係になります。
価格は載せた方がいいですか?
目安だけでも載せた方が、問い合わせのハードルは下がります。「詳細は問い合わせで」とだけ書くと、価格が不安で離脱する人が一定数出てしまいます。
文章を書くのが苦手でも自分で書けますか?
まずは箇条書きで①〜⑤の内容を書き出すところから始めれば大丈夫です。文章として整えるのはあとからでも間に合います。
どのくらいの文章量を書けばいいですか?
決まった正解はありませんが、①〜③はそれぞれ3〜5行程度から始めると書きやすいです。書きすぎるより、まず埋まっている状態を優先しましょう。
ホームページが完成したら、次は何をすればいいですか?
ホームページの前後の導線(SNSやメルマガからの流れ、問い合わせ後のフォロー)を整える段階に進みます。記事内で紹介した「集客の仕組みの作り方」もあわせてご覧ください。

